カナダ、アメリカ、タイなどで生産され、日本のケイヤムテイが販売するブリスミックスのキャットフードを紹介します。
目次
ブリスミックス・キャットフードは安全なの?
ブリスミックスは人工添加物を使用していない、また、人間が食べられる原材料のみを使用した安全性の高いキャットフードです。
ブリスミックス・キャットフードの特徴とは?
ブリスミックスの最大の特徴としては口腔内善玉菌K12を使用した口腔内への消炎、口臭予防効果が期待できるという点です。
K12は人間にとっても歯周病菌の増殖の抑制や、口臭を軽減する効果が確認されています。 また、消炎の効果がもあることも確認されています。
そのほかにもアガリクス茸や乳酸菌、グルコサミンなどさまざまな健康効果が期待できる原材料が使われています。
今回は複数ある製品の中からブリスミックス・グレインフリーキャットをピックアップして分析・評価していきます。
原材料を分析、安全性などを解説
原材料は以下の通りです。
フレッシュチキン・ドライチキン・スィートポテト・えんどう豆・カノラオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・ドライオーシャンフィッシュ・ヒラマメ・サーモンオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・乾燥卵・チキンレバー・乾燥ケルプ・プロピオン酸カルシウム・塩化コリン・硫酸水素ナトリウム・DLメチオニン・グルコサミン塩酸塩・ユッカシジゲラエキス・コンドロイチン硫酸・人参・パンプキン・ブロッコリー・リンゴ・ブルーベリー・チコリ根・クランベリー・ジンジャー・ペパーミント・カモミール・ターメリック・セロリシード・ドライローズマリー・ほうれん草・タイム・パセリ・バチルスリケニフォルミス・バチルスサブティリス・タウリン・アガリクス・ストレプトコッカス サリバリウス(口腔内善玉菌)・エンテロコッカスフェカリス EF2001・クエン酸・硫酸亜鉛・硫酸鉄・ビタミンE・ナイアシン・硫酸銅・Lリジン塩酸塩・亜セレン酸ナトリウム・チアミン硝酸塩・硫酸マンガン・ヨウ化カルシウム・パントテン酸カルシウム・ビタミンA・ビタミンB12・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・ビオチン・炭酸コバルト・葉酸・ビタミンD3
主原料としてチキンが使用されています。
また、動物性原料としてドライオーシャンフィッシュ、サーモンオイルなど被毛や皮膚の健康、免疫力の維持に効果が期待できる、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸を含む原材料が多く使用されています。
腸内環境に配慮された原材料構成
腸内環境の改善に効果のあるものがたくさん使用されています。
乳酸菌であるエンテロコッカスフェカリス EF2001は乳酸菌の王様とも言われますが、熱や胃酸に強いため腸まで届く乳酸菌とされていて、人の臨床結果では食道がんや肺がんに効果があるという報告もあります。そのほかに人参、パンプキンなどの野菜類、りんごやブルーベリーなどの果物類など腸内環境の維持に必要な食物繊維が豊富に含まれます。
また、果物の中にあるブルーベリーやクランベリーはフラボノイドの一種でもあるアントシアニンが豊富で人間の目の健康のサポートには有用とされています。また、ルテインやビタミンEなどの抗酸化作用が期待できる成分が豊富に含まれています。
ケイエムテイの特徴であるアガリクス茸
アガリクスはブラジル原産のキノコで、抽出されたエキスには免疫力を高める効果が期待できるとされています。
関節維持に効果のある原材料
人間用のサプリメントでもよく目にすることのあるグルコサミンやコンドロイチンは関節の衝撃を吸収する、軟骨の構成する要素で、膝の動き、膝の違和感を軽減する作用があります。
また、原材料には中国産は含まれず、人間でも食べることができるレベルのものを使用しているとのことです。
以上の分析からとても安全なキャットフードであることがわかりました。
成分を分析、安全性などを解説
次に成分を見ていきましょう。
ここでは栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値を比較しながら成分表を見ていきます。
子猫に与える場合はどうなの?
子猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ブリスミックス(グレ・・・ |
カロリー | 基準値なし | 381kcal |
タンパク質 | 30%以上 | 43.0%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 20.0%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3.5%以下 |
水分 | 基準値なし | 10.0%以下 |
灰分 | 基準値なし | 9.5%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.8%以上 | 1.5%◎ EXCELLENT |
カルシウム | 1.0%以上 | 2.5%◎ EXCELLENT |
ナトリウム | 0.2%以上 | 0.31%◎ EXCELLENT |
マグネシウム | 0.08%以上 | 0.13%◎ EXCELLENT |
タウリン | 0.1%以上 | 0.3%以上○ GOOD |
AAFCOの基準値は26%以上ですが、ブリスミックスは43%なので余裕でクリアしています。
次に脂質は高タンパク質なフードですのでそれに合わせて多く含まれますが子猫であれば問題ないでしょう。
また、高タンパク質なキャットフードはリンとカルシウムの数値が高くなりやすい傾向にあります。猫に多い下部尿路や腎臓のトラブルの原因になります。
成分値を見ると多く含まれていますが子猫の場合は腎臓、下部尿路に問題を抱える子は少ないと思いますので問題ないでしょう。
リンとカルシウムのバランスは1:1.2~1.5が理想的ですがブリスミックスは1:1.66となるため、わずかにカルシウムが多いですが子猫の場合はカルシウムが多くても問題ないと言われます。
また、上記の表に記載のない、オメガ3脂肪酸は1.25%以上、オメガ6脂肪酸は3.5%以上ととても多く含まれます。これらは猫の皮膚や被毛の維持に重要な成分で表皮の水分調整などを助けてくれます。
そのほかにも、グルコサミン、コンドロイチンが多く含まれるため、猫に多い関節のトラブルに配慮されているフードであることがわかります。
成猫に与える場合はどうなの?
成猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ブリスミックス(グレ・・・ |
カロリー | 基準値なし | 381kcal |
タンパク質 | 26%以上 | 43.0%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 20.0%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3.5%以下 |
水分 | 基準値なし | 10.0%以下 |
灰分 | 基準値なし | 9.5%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.5%以上 | 1.5%◎ EXCELLENT |
カルシウム | 0.6%以上 | 2.5%◎ EXCELLENT |
ナトリウム | 0.2%以上 | 0.31%◎ EXCELLENT |
マグネシウム | 0.04%以上 | 0.13%◎ EXCELLENT |
タウリン | 0.1%以上 | 0.3%以上○ GOOD |
まず、タンパク質は問題ないでしょう。
脂質については肥満気味であれば多いかもしれませんが、健康な猫であれば問題ありません。
唯一気になるのがリンとカルシウムです。
タンパク質が多いキャットフードはこれらが比例するように多くなってきます。また、ブリスミックスは猫の食性に合わせた穀物類不使用のフードあることもあり、動物性原料が多くなってしまうこともリンとカルシウムの値が多くなってしまう理由です。
健康な猫であれば問題ありませんが、下部尿路、腎臓に不安を抱えている場合は一度、獣医師に相談した方が良いかと思います。
成分分析を行ったところ栄養価がとても優れていることから成長期である子猫におすすめしたいキャットフードです。
口コミについて
当サイトにお寄せいただいた口コミやAmazonなどのショッピングサイトの口コミを以下にまとめました。
当サイトにお寄せいただいた口コミはできる限りそのまま記載するようにしています。
良い口コミについて
- 嗜好性が高いのかとても美味しそうに食べています。健康にも配慮されているようなので安心して与えています。
- はき戻しが多かったのですが、消化がいいのかはき戻しがなくなりました。
- 食いつきもよく、被毛も艶が出てきていい感じ
悪い口コミ
- いいフードだと思うが、とても高いため、続けるのが大変
- うちの愛猫には合わなかったのかあまり食べてくれませんでした。
クチコミからの評価
口コミから見えてきたことは消化がいい、健康的なフードで安心して与えられるということです。
原材料に多くの動物性原材料を使用している点や効果が高いとされる乳酸菌が使用されているため納得の口コミです。反面、悪い口コミとして高過ぎるという声がありました。キロ、2500円を超えてくるので確かに高いですが栄養価がとても高いフードになっていますので仕方がないかなといった印象です。
また、食いつきに関しては猫はとても食事にこだわりを持っているため合う合わないがどうしてもあります。特にフードの切り替えは徐々に移行していくなどの工夫が必要です。
いずれにしても安全性が高く健康的なフードであると言えるでしょう。
まとめ
分析からわかったことは口腔環境の改善に効果のあるK12やアガリクス茸など独自性の高い原材料を筆頭に、猫が患いやすい関節のトラブルや腸内環境の改善に効果の期待できる原料がふんだんに使用されているということです。
安全性の高いキャットフードなので一度、試してみてはいかがでしょうか。
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