ファーストメイト(猫用)の安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載

世界で初めてグレインフリーのフードを作ったメーカー
ファーストメイト(猫用)
おすすめ度 | ||||
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原材料 | 栄養バランス | 食いつき | コストパフォーマンス | |
4.7
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3.5
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4
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3.6
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商品名 | おすすめ度 | 価格(1kg) | ショップ |
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ファーストメイト「チキン ウィズ ブルーベリー」
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3.95
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3,366円
(Amazon調べ 2023.10.11)
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ファーストメイト「パシフィックオーシャンフィッシュ ウィズ ブルーベリー」
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3.95
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3,236円
(Amazon調べ 2023.10.11)
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ファーストメイトは、世界で初めてグレインフリーのフードを製造したカナダの会社です。
ファーストメイトが大切にしているのは、「シンプルであること」です。
そのため、動物性たんぱく質、炭水化物の原材料はどちらも1種類のみです。
そのシンプルな原材料構成で必要な栄養素を補うために、イギリスの専門の栄養士が製造に携わっています。
また、このシンプルな原材料構成は消化不良、および食物アレルギーの2つのリスクを軽減させます。
全てのフードの製造は、委託せず全てカナダの工場で行っており、この工場では125もの品質チェックが行われているので、十分安心して与えることのできるフードです。
製造方法の1つに独自のシステムを取り入れており、熱に弱いビタミンやミネラルはもちろん、美味しさも損ないません。そのため油の吹き付けなどもしておらず、油の酸化による品質低下の心配もありません。
原材料は子羊はオーストラリア産、それ以外は北米から仕入れています。
今回は「ファーストメイト キャットフード チキン ウィズ ブルーベリー(以下ファーストメイト チキン&ブルーベリー)」をピックアップして原材料・成分表から安全性、食いつき、コスパやその他の情報を分析・解説します。
原材料からみた安全性などを評価
ファーストメイト チキン&ブルーベリーの原材料は以下の通りです。
チキンミール、ジャガイモ、鶏脂肪、ブルーベリー、DLメチオニン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素酸カルシウム、炭酸コバルト、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ナイアシン、チアミン硝酸塩、D-パントテン酸カルシウム、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンD3)、塩化カリウム、プロピオン酸カルシウム、タウリン、酵母エキス、ケール、グルコサミン塩酸塩 |
原材料を見ると、ファーストメイト社が大切にしている「シンプル」な原材料構成だということが分かります。
まず、動物性たんぱく質として使用しているのは鶏肉のみ、炭水化物源として使用しているのはジャガイモのみです。
今回は「ウィズブルーベリー」という商品名の通り、ブルーベリー、および目に良い作用をもたらす、タウリンが使われています。
その他は栄養バランスを整えるようにビタミン、ミネラルが含まれています。
残りの細かな原材料について簡単に説明します。
- 塩化カリウム
- 塩は猫に嘔吐や心臓病を引き起こす一方で、不足しても嘔吐、倦怠感などを引き起こします。また、カリウムは主要な必須ミネラルですから、その補給として使われていると考えられます。成分表でナトリウム、カリウムの量を見て過剰でないか判断しましょう。
プロピオン酸カルシウム:毒性の低い防カビ剤です。シンプルで添加物なども入っていない本商品をカビから守る唯一のものです。 - タウリン
- タウリンは猫の必須アミノ酸の1つです。しかし、猫の体内で生成されません。タウリン不足は眼や心臓の疾患に関わるので、しっかりと摂取したい栄養素です。
- グルコサミン塩酸塩
- 塩酸塩と表記がありますが、アミノ酸の一種です。補給することで軟骨・皮膚・腸管などの健康を保ちます。
以上のことから、ファーストメイト キャットフード チキン ウィズ ブルーベリーは大変、安全性の高い原材料を使用されていることがわかります。
成分表から見た安全性などを評価
次に成分表について分析していきます。
粗タンパク質 | 36%以上 |
粗脂肪 | 16%以上 |
粗繊維 | 4%以下 |
水分 | 10%以下 |
灰分 | 8%以下 |
カルシウム | 1.8%以上 |
リン | 0.9%以上 |
マグネシウム | 0.089%以下 |
グルコサミン | 100mg/Kg以上 |
エネルギー | 353kcal |
まず、たんぱく質と粗繊維についてです。
たんぱく質はAAFCO(米国飼料検査協会)の基準値の26%以上よりも10%も高いです。
また、粗繊維はAAFCOの基準がなく、一般的なキャットフードの含有量(3〜5%、もしくは10%前後)から考えると、適度な量と考えられます。
猫は大腸があまり発達していないので、食物繊維の消化吸収は不得意、タンパク質・脂肪の消化吸収は得意です。この事から、消化不良などの心配はしなくて良いでしょう。
たんぱく質は筋肉・皮膚・被毛を構成するために欠かせない一方で、高齢の猫や腎臓・肝臓が悪い猫にとっては負担となりやすい成分です。
次にカルシウム、リン、マグネシウムについてです。これらは過剰すぎると腎臓病や結石を引き起こします。
カルシウム、リン、マグネシウムはそれぞれが作用し合うため、理想的な比率は1.2〜1.5:1:0.08〜0.1とされています。
この比率と比べるとカルシウムが多めのようです。カルシウムはシュウ酸カルシウムという結石の原因となり、特に男の子にできやすい傾向があります。
たんぱく質、カルシウムがそれぞれ高い値ですから、心配な方は獣医師に相談しましょう。
形状と食いつきについて
形状はテトラポットのような形です。
大きさは、直径13mmくらい、厚さ6mmくらいで小粒です。
香りの強さは若干弱めで、香りはチキンとポテトの香りをそれぞれ少しずつ感じました。
硬さを確かめるために筆者が一粒、口に入れてみました。
厚みもそこそこあるためか、硬く感じます。
猫にはとってはちょうど良さそうですが、高齢の子やウェットフードを食べ慣れている子にとっては少し噛み砕きにくいかもしれません。
大きさは小粒なので、総合的には問題なく食べられる範囲ではないかと思います。
シンプルな原材料構成なので食いつきが不安でしたが、愛猫(5kg程度)に与えたところ問題なく完食してくれました。
また、国内、国外の口コミを見る限りだと食いつきはいいようです。
コストパフォーマンス
Amazonでの金額を調べました。
- 1.0kg 3,740円(3,740円/1kg)
- 1.8kg 5,489円(3,049円/1kg)
ドライフードは長持ちしますが、品質は1ヶ月程度で低下してしまいますから、大体の方が1kgを購入なさるのではないでしょうか?
原材料から品質はいいと言えますが、それでも1kgで4,000円近いのはお高いフードの部類といえますね。
ただ、食いつきなどの相性が良ければ、続けるのもありかもしれませんね。
クチコミについて
ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
良いクチコミ
- 原材料にこだわりがあり、副産物や合成添加物を一切使用していない表示があるので信頼している。リピし続けてます。
- 少しの間手違いで違う商品を与えてみたけれど、便が全く違いました。違う商品と比較しても、ボリュームのあるいい便をします。
- 色々試してきましたが、これが1番お気に入りです。
- 食いつきは過去1番かもです。ミネラルはサプリメントで補う必要があるかも?
悪いクチコミ
- 価格が高すぎる。
- 食いつきが悪く、食べてもらえませんでした。
クチコミからの評価
いい口コミは、原材料にこだわっていて信頼できる、食いつきがいい、便の状態がいい、といったコメントが多く見られました。
悪い口コミは少数存在しましたが、ほとんどが価格が高すぎる、といったコメントでした。
このことから、ほとんどの購入者が割高な本商品を納得して購入し、満足している事がわかります。
実際、本商品は品質や材料にこだわって作られているので、このような評価になるのも頷けます。