アメリカではとても有名なプレミアムキャットフードであるメリックを紹介します。
目次
メリック・キャットフードは安全なの?
結論から言うと、とても安全です。
尚且つ猫の食性に合わせた原材料構成、皮膚や被毛、関節の健康をサポートする成分がふんだんに使われているプレミアムキャットフードです。
メリック・キャットフードの特徴とは?
メリックはテキサス州で1988年に誕生しました。
最初は犬用のおやつを生産・販売していましたが。2013年からキャットフード業界へと進出し、2015年にネスレに一部事業を売却しました。
ネスレはピュリナなどで有名なペットフードメーカーの一つです。
メリックの特徴としては・・・
- 栄養価の高い自然食品を使用すること
- 動物戦タンパク質を30〜80%使用する
- 高品質な脂肪(オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸)などを多く含む
- グルコサミンとコンドロイチンを多く含む
- 中国の原材料を使用しない
といったものがあります。
今回はメリック・パーフェクトビストロ・グレインフリー・チキンをピックアップして分析・評価していきます。
原材料を分析、安全性などを解説
原材料は以下の通りです。
骨抜きチキン、チキンミール、ターキーミール、サツマイモ、豆、ジャガイモ、ピープロテイン、鶏脂肪(ミックストコフェロールで保存)、粉末卵、ポテトプロテイン、ナチュラルフレーバー、タピオカ、亜麻仁粉、リン酸、イヌリン(チコリー根由来)、粉末ホエイプロテイン、サーモンオイル、塩化コリン、塩、有機乾燥アルファルファミール、タウリン、ミネラル(鉄アミノ酸錯体、亜鉛アミノ酸錯体、硫酸亜鉛、亜セレン酸ナトリウム、マンガンアミノ酸錯体、銅アミノ酸錯体、硫酸銅、ヨウ化カリウム、コバルト、炭酸コバルト)、ユッカシジゲラエキス、ビタミン(ビタミンE、ビタミンB12、D-パントテン酸カルシウム、ビタミンAアセテート、チアミン一硝酸塩、ナイアシン、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン、ビオチン、ビタミンD3、葉酸)、乾燥バチルスコアギュランス発酵製品、乾燥ラクトバチルスプランタルム発酵製品、乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵製品、乾燥エンテロコッカスフェシウム発酵製品、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス発酵
原材料が多く感じますがビタミン、ミネラルなどを細かく開示されているためで、実際はとてもシンプルな原材料構成です。
まず、主原料としてチキンが使われています。
チキンは高タンパクながら低脂質でローカロリーな優れた食材で必須アミノ酸が豊富に含まれているため、良質なタンパク質を生成できます。
また、ターキーミールは高タンパクながら低脂質でアスリート用のフードで使われることもあります。
腸内環境に配慮された原材料構成
次にサツマイモ、豆、ジャガイモなどが続きますが、これらは穀物類の代わりに使用されています。
これらは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を含みます。いずれも猫にとっては消化しやすい原材料で、腸内環境の維持に大事な役割を持っています。
消化を助けると同時に腸内環境のケアに効果的な原材料は他にもたくさん使用されています。
まず、アルファルファは牧草の女王と呼ばれる栄養価の野菜で、消化と整腸効果などが期待できます。
イヌリンは腸内細菌の正常化に役立つ効果があります。人間にとっては血中コレステロール値や悪玉コレステロール値の低下などに効果があるとされています。
プロバイオティクスとして以下のような発酵食品も豊富に使われています。
- 乾燥バチルスコアギュランス発酵製品
- 乾燥ラクトバチルスプランタルム発酵製品
- 乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵製品
- 乾燥エンテロコッカスフェシウム発酵製品
- 乾燥ラクトバチルスアシドフィルス発酵
原材料から見えてきたことは猫の食性に合わせながらも腸内環境をしっかりと考えた安全なキャットフードであることがわかりました。
成分を分析、安全性などを解説
次に成分を見ていきましょう。
ここでは栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値を比較しながら成分表を見ていきます。
成猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | メリック(チキン:成・・・ |
カロリー | 基準値なし | 358kcal |
タンパク質 | 26%以上 | 40.0%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 14.0%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 7.5%以下 |
水分 | 基準値なし | 11.0%以下 |
灰分 | 基準値なし | 9.0%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.5%以上 | 0.8%以上◎ EXCELLENT |
カルシウム | 0.6%以上 | 1.0%以上◎ EXCELLENT |
ナトリウム | 0.2%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.04%以上 | 記載なし |
タウリン | 0.1%以上 | 0.2%以上○ GOOD |
AAFCOの基準値は26%以上ですが、メリックは40%なので余裕でクリアしています。
これだけ多くのタンパク質が含まれながらも脂質は一般的なキャットフードと同程度の14%をキープしています。
リンとカルシウムもとてもいい数値になっています。
また、上記の成分表には記載がありませんが、オメガ3脂肪酸は0.4%以上、オメガ6脂肪酸は3.0%以上と多く含まれます。これらは猫の皮膚や被毛の維持に重要な成分で表皮の水分調整などを助けてくれます。
高タンパクなキャットフードですが、脂肪、リン値、カルシウム値も抑えた考えられたキャットフードと言えるでしょう、
口コミについて
当サイトにお寄せいただいた口コミやAmazonなどのショッピングサイトの口コミを以下にまとめました。
当サイトにお寄せいただいた口コミはできる限りそのまま記載するようにしています。
日本での口コミはほとんどないため、アメリカ、ドイツ、イギリスなどからまとめています。
良い口コミについて
- うちの愛猫はお腹を壊しやすいのですがこのフードは問題なく続けることができています。高い商品ではありますが、それだけのメリットがあります。
- 嘔吐が多い子でしたが、いろんなメーカーを使用した結果、メリックに変えてからは一度も吐いていません。
- ご飯を与えた後はよく戻していましたがメリックに変えてからは戻すことがほとんどなくなりました。
悪い口コミ
- うちの猫には合わなかった、全く食べてくれませんでした。
クチコミからの評価
口コミから見えてきたことは猫の食性に合っていて消化しやすいためか、消化器のトラブルを改善を感じているユーザーがとても多かったことです。
実際に原材料を見る限りではとても消化に良いフードであり、発酵食品などをふんだんに使っているため腸内環境の正常化にも効果が期待できそうな内容となっています。口コミの内容も納得できますね。
まとめ
分析からわかったことはメリックのキャットフードはとても安全で、猫の食性に合わせた消化のいいものであるということでした。
日本で手に入れて、与え続けるには取り扱いショップが少ないため難しいですが、安定供給ができるようになったら試してみてはいかがでしょうか。
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