猫暮らし

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ビューティープロ・キャットフードの安全性などを専門家が評価

執筆
  • 中村 千尋 ( 愛玩動物看護師 / ペット栄養管理士 )

    小学校時代の夢は「獣医師」
    高校生の時には、より患者さんに近く寄り添える「動物看護師」を目指し、専門学校に入学。
    卒業後、関西の動物病院で愛玩動物看護師として働きながら執筆活動を行う。

  • 猫暮らしプロジェクトチーム

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日本ペットフード社のロングセラー国産キャットフード「ビューティープロ」をご紹介します。

ビューティープロ・キャットフードは安全なの?

ペットフード安全法の基準を満たしているため安全性に問題はないですが、良質な高品質キャットフードとは言えないでしょう。以下、特徴や原材料、成分の分析と評価を記載します。

ビューティープロの特徴とは?

優れた栄養バランスで体の内側から健康を維持する「自然免疫ケア」が特徴的なビューティープロ。
猫に優しい小分けパックになっている点も嬉しいポイントですね。
コストパフォーマンスも申し分なく、長年愛されたロングセラーの国産キャットフードです。

ラインナップは全部で11種類と豊富です。

・子猫用
・避妊去勢後の猫用
・成猫用 室内で過ごす成猫に適した栄養バランス(室内飼育・下部尿路疾患・低脂肪)
・成猫用(下部尿路&腎臓・低脂肪&筋力サポート・腸内&自然免疫)
・高齢猫用(下部尿路・腎臓8歳以上・腎臓15歳以上)

今回はこの中から成猫用「室内で過ごす成猫に適した栄養バランス」を評価したいと思います。

原材料を分析、安全性などを解説

原材料は以下の通りです。

穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(牛肉粉、豚肉粉、チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂)、魚介類(フィッシュパウダー、マリンコラーゲン)、オリゴ糖、乳酸菌加熱菌体、GABA、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、銅、亜鉛、ヨウ素)、pH調整剤、酵母細胞壁(食物繊維源)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、ヒアルロン酸

原材料の一番目にくるのが「穀物類」となっています。
詳しくみてみるとトウモロコシ・コーングルテンミール・小麦粉・パン粉となっていますね。
肉食である猫は穀物は穀物類の消化が苦手とされていますがキャットフードに含まれる穀物類は消化がしやすいように加工されていますので問題はありません。
ただ、穀物類が主原料ということは炭水化物の割合が多くなってしまう傾向があります。
炭水化物は全体の40%程度くらいに抑えたいところなので最も多く穀物類が使用されているというのは「良い点」とは言えないでしょう。

次に記載があるのが肉類ですね。
使用肉類は牛肉粉・豚肉粉・チキンミール・チキンレバーパウダーと記載されています。
猫を飼われている方ならチキンミールは危険だと良く耳にすると思います。
ただ、チキンミールは鶏肉を粉末状にしたもので、水分を含まないため、長期保存に適した原料です。
加工肉ということもあり危険というイメージをされる方が多いですが日本のドッグフードの基準はアメリカのAAFCO(全米飼料検査官協会:栄養基準や原材料、表示に関する基準を定めている団体) が参考にされています。AAFCOではチキンミールの定義によると含有される鶏肉の部位の中に「頭部、足、内臓、羽毛、内臓」は含まれないとされています。そのため、あまり気にしすぎる必要はありません。

また、油脂類とされているものは種類や部位が特定できないため、避けた方がいいと言えるでしょう。

牛肉・魚類・チキンとアレルギーの原因となりやすいものが使われていますので、アレルギーに配慮されているとは感じないキャットフードです。
ただ、そんなビューティープロですが次のような良い効果が期待できます。

精神を穏やかにするGABAを配合

GABAはドーパミンの過剰な放出の抑制し、神経の興奮を抑えることにより、精神的な緊張感を軽減させることができます。

腸内環境の改善に乳酸菌L-137

ハウスウェルネスフーズが開発した乳酸菌L-137は免疫細胞であるIL-12を生産する能力を高める効果があります。
乳酸菌は、人間向けのサプリメントなどでも広く使用されていますが腸内環境にも作用します。
風邪や病気を寄せ付けない体づくりをサポートしてくれるかもしれませんね。

成分を分析、安全性などを解説

次に成分を見ていきましょう。
ここでは栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値を比較しながら成分表を見ていきます。

成猫の基準値と比較
成分名基準値ビューティープロ(チ・・・
カロリー基準値なし360kcal
タンパク質26%以上35.0%以上◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)9%以上10.1%以上○ GOOD
繊維(粗繊維)基準値なし4.5%以下
水分基準値なし10.0%以下
灰分基準値なし9.0%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.5%以上0.7%以上◎ EXCELLENT
カルシウム0.6%以上0.9%以上◎ EXCELLENT
ナトリウム0.2%以上記載なし
マグネシウム0.04%以上0.09%◎ EXCELLENT
タウリン0.1%以上記載なし

AAFCOの基準値は26%以上、ビューティープロは35%以上となっており基準値をクリア、かなりの高タンパクだとわかります。
脂質はAAFCOの9%をクリアしながら、10.1%と控えめになっています。
肥満気味の猫にとってはとても良い数値と言えるでしょう。これはビューティープロの特徴である「体の内側から健康を維持する」というモットーに基づき、脂肪分を調整した結果になります。

また、リンとカルシウムの値も問題なく収まっています。
カルシウムとリンの比率は1:1.2~1.5が好ましいとされていますが、こちらも概ね問題ない範囲です。

そのほかにビタミン類が多く含まれています。
ビタミンは目や被毛などさまざまな場所の健康維持にはなくてはならないものなので、ビューティープロのコンセプト通りに健康のための配合はされているように見受けられますね。

全体的にはAAFCOの基準をしっかりクリアし、猫の健康をきちんと考えられた配合になっているため、栄養バランスは申し分ないといえるでしょう。

口コミについて

当サイトにお寄せいただいた口コミやAmazonなどのショッピングサイトの口コミを以下にまとめました。
当サイトにお寄せいただいた口コミはできる限りそのまま記載するようにしています。

良い口コミについて

  • 食いつきも良く、飽きずに何年も食べ続けてくれています。
  • 小分けになっているので湿気も心配なく、ハート型の形状が食べやすいようです。
    カリカリと美味しそうに食べてくれています。
  • お値段も良心的で助かっています。
  • これを食べている期間はわかりやすく毛艶が良くなります。
  • ずっとうんちが緩かったですが、このご飯に変えてから快便続きです!
    元に戻したらまた緩くなるのでこのご飯が合っているようです。

悪い口コミ

  • よく食べるがうんちが緩くなります。
  • うちの子にはハート型の形状が食べにくいようです。
    粒も大きめで噛み砕きにくそうにします。

クチコミからの評価

食いつきが良いという声がたくさん寄せられています。
また、小分けパックになっていることも喜ばれるポイントですね。
さらに、毛艶が良くなるという声も多く、皮膚の健康維持にはぜひ与えたいフードであるといえますね。
特徴的なハート型の形状は好む猫と好まない猫がいるのでなんともいえない結果となりました。

まとめ

ビューティープロは栄養バランスがしっかりと考えられており、猫の健康を内側からサポートするというコンセプトには合っているフードです。
また、小分けパックでコストパフォーマンスも良く、食いつきが良い点から飼い主さんに喜ばれています。
しかし、穀物メインであることなどを加味すると、もう少し高品質なキャットフードがおすすめだといえるでしょう。

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