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ジャガー・キャットフードの安全性などを専門家が評価

執筆
  • 猫暮らしプロジェクトチーム

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イギリスで生産され、レティシアンが販売する高級キャットフードのジャガーを紹介します。

ジャガーは安全なの?

結論から言うと、栄養価が高く安全性も高い安心のキャットフードです。
以下に特徴や原材料、成分の分析と評価を記載します。

ジャガーの特徴とは?

ジャガーは企画・販売はレティシアン社、生産はイギリスで行われています。
レティシアンといえば穀物フリーのプレミアムペットフードでとても有名なメーカーです。日本の企業ではありますがイギリスで生産することには理由があります。
イギリスはペット先進国と言われており、世界最古の動物福祉協会「RSPCA」という非営利団体が存在する国です。ペットフードに品質などに関する国際的にも有名なPFMA(イギリスペットフード工業会)、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の本拠地があります。
ジャガーの生産国であるイギリスはペットフードの製造にとても厳密な国と言えるでしょう。

そんなジャガーですが、キャットフード中に含まれる動物性原材料はなんと約80%を誇ります。動物性原材料が80%を超えるキャットフードといえば、他にはオリジン、Ziwiがありますが、価格はそれらよりも低価格なものになっており手か届くプレミアムキャットフードです。
肉類にはヒューマングレードのものを使用し、香料・着色料不使用とハイクオリティなキャットフードになっています。

原材料を分析、安全性などを解説

原材料は以下の通りです。

肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉)、魚類(生サーモン、生マス)、ジャガイモ、エンドウ豆、サツマイモ、乾燥卵、チキングレイビー、チキンオイル、アルファルファ、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、フェンネル、マリーゴールド、カモミール、ペパーミント、フラクトオリゴ糖、アニス、フェヌグリーク、リンゴ、ニンジン、クランベリー、セイヨウタンポポ、海藻、カボチャパウダー、ローズマリー、ホウレンソウ、ビルベリー、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、ビタミン類(E、C、A、B1、B2、D3)、メチオニン、タウリン、リジン、L-カルニチン、プロバイオティクス

猫の食性に合わせて動物性原材料は約80%以上、チキン・鴨・サーモン・マスをふんだんに使用しています。
また、穀物を使用していない、グレインフリーフードになっています。
穀物類は食物繊維が含まれるため少量であれば摂取した方がいいのですがジャガーは食物アレルギーを最大限に考慮し、使用していません。
また、穀物類の代用としてジャガイモ、エンドウ豆、サツマイモを使用しています。これらは消化吸収しやすい原料で、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を含みます。 不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に役立ちます。 水溶性食物繊維は、水に溶けやすく、水に溶けるとゼリー状になります。うんちを柔らかくしたり腸内善玉菌を増やして排便を促す効果が期待できます。

また多くのハーブが使われていますが、ハーブはメディカルハーブとしてペットフードには広く使われています。
以下に使用されているハーブをいくつかピックアップして効能をまとめます。

カモミール カモミールは抗炎症効果に加え、消化器系や皮膚の健康維持にも役立つとされています。
マリーゴールド マリーゴールドに含まれるルテインは抗酸化作用、免疫向上に効果があるとされています。
これはロイヤルカナンの研究でも証明されています。
詳しくはこちら
食用黄色4号 日本では広く使用されている着色料です。 動物への実験でも異常は認められておらず、規制の強いアメリカやカナダなど世界中でもよく使われています。
ペパーミント 犬猫はペパーミントの香りが苦手と言われることもありますが、食材として使うことで胃腸の調子を整える効果が期待できます。
アニス 消化促進や利尿作用などがあり、体内で不要になった老廃物の排出に効果が期待できます。

そのほかにもプロバイオティクスは腸内環境の改善に効果があるとされています。

ジャガーの原材料を見る限りだと、とても猫のことを考えた原材料と言えるでしょう。

成分を分析、安全性などを解説

次に成分を見ていきましょう。
ここでは栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値を比較しながら成分表を見ていきます。

子猫に与える場合はどうなの?

子猫の基準値と比較
成分名基準値ジャガー(全年齢用)
カロリー基準値なし387.5kcal
タンパク質30%以上37%以上◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)9%以上14.88%以上◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし5.25%以下
水分基準値なし8%以下
灰分基準値なし10.13%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.8%以上記載なし
カルシウム1.0%以上記載なし
ナトリウム0.2%以上記載なし
マグネシウム0.08%以上記載なし
タウリン0.1%以上記載なし

タンパク質はAAFCOの基準値の30%を大きく超える37%、しかも動物性タンパク質が約80%含まれます。
これらはとても良質なタンパク質で、高いアミノ酸スコアを持ち、体内で効率的に吸収されます。次に脂質もAAFCOの基準値である8.5%をクリアしています。また、これだけの動物性原料を使用しているにもかかわらず、15%程度に抑えているところを見ると考えられたフードであることがわかります。
また、下部尿路、腎臓に病気を抱えやすい猫はミネラル分に注意が必要ですが記載がありませんでした。
高タンパクなキャットフードですのでリン値などが高くなりやすい傾向がありますので下部尿路、腎臓に不安がある場合は一度、動物病院で相談するか、ほかのフードを検討した方がいいかもしません。

成猫に与える場合はどうなの?

成猫の基準値と比較
成分名基準値ジャガー(全年齢用)
カロリー基準値なし387.5kcal
タンパク質26%以上37%以上◎ EXCELLENT
脂質(粗脂質)9%以上14.88%以上◎ EXCELLENT
繊維(粗繊維)基準値なし5.25%以下
水分基準値なし8%以下
灰分基準値なし10.13%以下
炭水化物基準値なし記載なし
リン0.5%以上記載なし
カルシウム0.6%以上記載なし
ナトリウム0.2%以上記載なし
マグネシウム0.04%以上記載なし
タウリン0.1%以上記載なし

次に成猫用も見ていきましょう。
AAFCOの基準値は26%以上、ジャガーは37%なので余裕でクリアしています。
脂質についても問題なくクリアしていますね。

繰り返しにはなりますが高タンパクなキャットフードはリン値が高くなりやすいので下部尿路、腎臓に不安がある方は注意が必要です。

口コミについて

以下、口コミを紹介します。

良い口コミについて

  • とてもいいキャットフードなので続けたいが価格が高すぎる
  • 健康的なフードのようで安心してあげられる

悪い口コミ

  • あまり食べてくれなかった
  • 匂いを嗅いではいましたが食べませんでした。流石に高いフードなのでがっかりです。

クチコミからの評価

いい口コミではやはり品質に関する部分で安心して与えることができるキャットフードであると言うことでした。
ただ、食いつきに関しては優れない結果となっています。これには理由があります。健康的で高級なドッグフードほど嗜好性が落ちる傾向があります。
それは低価格の激安フードは添加物や調味料を使って嗜好性をあげているからです。
これらのキャットフードは人間で言うとファーストフードのようなものです。
一度、その味を覚えると健康的なフードへの切り替えは少し難しいのかもしれませんね。

まとめ

原材料や成分を分析したところとてもハイクオリティなキャットフードであることがわかりました。
ただ、栄養価が高いフードになりますので下部尿路、腎臓に問題を抱えている猫ちゃんや不安な方はほかのキャットフードを検討するか、動物病院で獣医師などに相談してみましょう。

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