ニュージーランドで生産されているプレミアムキャットフード、ZIWI(ジウィピーク)(猫用)の安全性などを紹介します。
目次
ZIWI(ジウィピーク)は安全なの?
結論から言うと、とても健康志向で安全なキャットフードと言えます。
ただ、栄養価がとても高いので腎臓、肝臓などが悪い場合は適していませんので与えない方がいいでしょう。
以下に特徴や原材料、成分の分析と評価を記載します。
ZIWI(ジウィピーク)の特徴とは?
ziwiピークは自然豊かなニュージーランドで生産されているドッグフードです。
主原料となる動物性タンパク質は放し飼いで牧草を食べて育ち、魚介類は島国特有の綺麗な海で養殖されたものを使用しています。
また、ziwiのドライフードは食品をゆっくりと時間をかけて、低音調理し、乾燥させるという独自の手法で素材の栄養を壊すことなくフードに閉じ込めることができます。
さらにフードを形成や食感をよくするための穀物類、グリセリンは不使用、風味付のための砂糖も不使用です。
血糖値を急激に上げてしまう高GI食品も不使用です。
また、最大のポイントとしては動物性原材料の比率の高さで、フードを構成する96%は動物性原材料となっています。
ラインナップは・・・
- ビーフ
- マッカロー&ラム
- ベニソン
- ラム
- フリーレンジチキン
です。
今回はZIWIピーク ラムをピックアップし、原材料、栄養バランス、食いつき、コストパフォーマンス、口コミなどを分析・解説します。
原材料を分析、安全性などを解説
原材料は以下の通りです。
生肉・内臓・魚介類…96%(ラム生肉、ラムハート生肉、ラムトライプ生肉、ラムレバー生肉、ラムキドニー生肉、ラムラング生肉、ニュージーランド緑イ貝、ラムボーン)レシチン、イヌリン(チコリ由来)、乾燥海草ミネラル類(リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、亜セレン酸ナトリウム)海塩酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール/ビタミンE)ビタミン類(塩化コリン、チアミン硝酸塩、塩酸ピリドキシン、葉酸、D3)DLメチオニン、タウリン
フードの96%を構成する動物性原材料から見ていきましょう。
主な動物性原材料はラム肉、次に緑イ貝が含まれています。
それぞれの特徴を解説します。
- ラム肉
- ラム肉は高たんぱく低カロリーで低アレルゲンのラム肉を使用しています。ラム肉に含まれるL-カルニチン脂肪の燃焼をサポートするといわれてます。
- ニュージーランド緑イ貝
- 天然のグルコサミンとコンドロイチンを含んでいる貝で、関節の衝撃を吸収する、軟骨の構成する要素で、膝の動き、膝の違和感を軽減する作用があります。
また、レシチンというものは「大豆由来」「卵黄由来」のものがあります。
おそらく、乳化剤の役割をになっているのかと思います。
多くのドッグフードではグリセリンが使用されますが健康を考えてレシチンを採用していると考えられます。
そのほかは酸化防止剤や栄養調整の材料は使われていますが基本的には天然由来のものですね。
また、遺伝子組み換え原材料は使用していません。
以上から、ZIWIピーク ラムは大変、安心して与えることのできるキャットフードであることがわかりました。
成分を分析、安全性などを解説
次に成分を見ていきましょう。
ここでは栄養基準を策定しているアメリカの団体、AAFCO(アーフコ・全米飼料検査官協会)が開示している基準値を比較しながら成分表を見ていきます。
子猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ZIWI(ラム:全年・・・ |
カロリー | 基準値なし | 495kcal |
タンパク質 | 30%以上 | 38%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 30%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3%以下 |
水分 | 基準値なし | 14%以下 |
灰分 | 基準値なし | 12%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.8%以上 | 記載なし |
カルシウム | 1.0%以上 | 記載なし |
ナトリウム | 0.2%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.08%以上 | 記載なし |
タウリン | 0.1%以上 | 0.2%以上○ GOOD |
成猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ZIWI(ラム:全年・・・ |
カロリー | 基準値なし | 495kcal |
タンパク質 | 26%以上 | 38%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 30%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3%以下 |
水分 | 基準値なし | 14%以下 |
灰分 | 基準値なし | 12%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.5%以上 | 記載なし |
カルシウム | 0.6%以上 | 記載なし |
ナトリウム | 0.2%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.04%以上 | 記載なし |
タウリン | 0.1%以上 | 0.2%以上○ GOOD |
タンパク質が38%以上と充分な数値になっています。
普段、25%台のフードを与えている場合は不安になるかもしれませんが、健康な猫であれば多すぎるということはありません。
ただ、腎臓、肝臓などが悪い場合は、リンとタンパク質、脂質を制限する必要が出てきますので、このフードは適していませんので与えない方がいいでしょう。
また、猫は6歳くらいから腎機能が弱まってきますので、6歳前後の猫に与える場合は体調や、おしっこ、うんちなどの状態をよく観察してあげてください。
また、脂肪については30%と高い数値になっていますがこちらも多すぎるということはなく適正値(上限値)です。
体質によりますが血中脂質が高い猫もいますのでこの場合は30%という脂質が、健康に影響を与える可能性があります。
以上の、成分については栄養基準は子猫、成猫共にクリアしていますので子猫に与えても問題ないと考えます。
ただ、「高い栄養素」ということに注意しましょう。
上で書いたように腎臓、肝臓が悪い猫には高タンパク、高脂質はNG、また、血中脂質が高い場合も注意が必要です。
また、水分については少し多いですね。
他のフードだと、だいたい10%前後です。
ziwiピークは独自の低音調理を採用しているので食材の水分も飛び切らないことが原因と推測します。
水をなかなか飲んでくれない猫にとってはうれしい点です。
ただ、1日に猫が必要とする水分量は233mlなので、このフードだけでは、あまり貢献はしてくれそうにありません。
水は別で対策が必要です。
また、下部尿路結石の原因になりやすいリン、マグネシウム、カルシウムの値ですが、資料はありましたが、パッケージとの相違、海外の製品、海外資料との相違などがあり、どの数値が正しいのかがわからなかったため、分析ができませんでした。
ただ、比較的、高タンパクの部類に入ってくるキャットフードですのでリンは少し高いと推測します。
それ以外に関しては懸念のある点は見つかりませんでしたので、「健康な猫にとって」はバランスがいいキャットフードでしょう。
口コミについて
以下、口コミを紹介します。
良い口コミについて
- 食いつきが今までのフードと比べても良かった。
- おやつとして与えています。
- 食いつきはかなりよく、便の調子も良くなりました。
- アレルギーが出たため、このフードに変えました。
悪い口コミ
- うちの猫には合いませんでした。
- 多頭飼いですが全員食いつきが悪かったです。
クチコミからの評価
ものすごく高いフードなので口コミがいいのかなと思いましたが、そうではありませんでした。
国内だけでなく、海外でもあまり評価は高くありません。
食いつきについては相性もありますが、はっきり分かれているようですね。
流石に1kg、10,000円のフードですから、食べてくれないと・・・といったところでしょう。
ただ、原材料を見る限りだと猫の食性には合っているはずです。
まずは400gのパッケージから始めてみるのがいいでしょう。
また、うんちの調子が良くなったという口コミがありましたが、前のうんちの調子がわかりませんのでなんともいえませんが、ZIWIピークには穀物類が含まれない、肉食の猫に合わせた原材料ブレンドになっているので、それによって正常になったということかもしれません。
まとめ
まず、ZIWI エアドライキャットフード はものすごく高いフードになります。
原材料の品質、生産管理、低温での長時間生産など、手間暇をかけているので、当然だと思います。
だからと言って、自分の愛猫に合うかというのは別問題です。
かなり高い栄養素を誇っているフードですので、それが仇になることもあり得ます。
400gのパッケージがあるので、食いつきの確認、また、しばらく与えてみて、うんちやおしっこ、そのほかの体調をチェックしてみましょう。
全てがマッチして、続けられる価格ということであれば、安心できる品質のキャットフードです。
その他のラインアップを成分を比較
ZIWI(ジウィピーク)のその他のラインナップをAAFCOの基準と比較したものを以下に記載します。
ZIWI(ビーフ:全年齢用)
子猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ZIWI(ビーフ:全・・・ |
カロリー | 基準値なし | 490kcal |
タンパク質 | 30%以上 | 38.0%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 30.0%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3.0%以下 |
水分 | 基準値なし | 14.0%以下 |
灰分 | 基準値なし | 12.0%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.8%以上 | 記載なし |
カルシウム | 1.0%以上 | 記載なし |
ナトリウム | 0.2%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.08%以上 | 記載なし |
タウリン | 0.1%以上 | 0.2%以上○ GOOD |
成猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ZIWI(ビーフ:全・・・ |
カロリー | 基準値なし | 490kcal |
タンパク質 | 26%以上 | 38.0%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 30.0%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3.0%以下 |
水分 | 基準値なし | 14.0%以下 |
灰分 | 基準値なし | 12.0%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.5%以上 | 記載なし |
カルシウム | 0.6%以上 | 記載なし |
ナトリウム | 0.2%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.04%以上 | 記載なし |
タウリン | 0.1%以上 | 0.2%以上○ GOOD |
ZIWI(マッカロー&ラム:全年齢用)
子猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ZIWI(マッカロー・・・ |
カロリー | 基準値なし | 450kcal |
タンパク質 | 30%以上 | 44%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 24%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3%以下 |
水分 | 基準値なし | 14%以下 |
灰分 | 基準値なし | 12%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.8%以上 | 記載なし |
カルシウム | 1.0%以上 | 記載なし |
ナトリウム | 0.2%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.08%以上 | 記載なし |
タウリン | 0.1%以上 | 0.26%以上○ GOOD |
成猫の基準値と比較 | ||
---|---|---|
成分名 | 基準値 | ZIWI(マッカロー・・・ |
カロリー | 基準値なし | 450kcal |
タンパク質 | 26%以上 | 44%以上◎ EXCELLENT |
脂質(粗脂質) | 9%以上 | 24%以上◎ EXCELLENT |
繊維(粗繊維) | 基準値なし | 3%以下 |
水分 | 基準値なし | 14%以下 |
灰分 | 基準値なし | 12%以下 |
炭水化物 | 基準値なし | 記載なし |
リン | 0.5%以上 | 記載なし |
カルシウム | 0.6%以上 | 記載なし |
ナトリウム | 0.2%以上 | 記載なし |
マグネシウム | 0.04%以上 | 記載なし |
タウリン | 0.1%以上 | 0.26%以上○ GOOD |
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