フィジカライフ(猫用)の安全性などを専門家が評価!クチコミも掲載

食いつきに定評のあるユニ・チャームペット
フィジカライフ(猫用)
おすすめ度 | ||||
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原材料 | 栄養バランス | 食いつき | コストパフォーマンス | |
2.8
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4
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4.2
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3
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商品名 | おすすめ度 | 価格(1kg) | ショップ |
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フィジカライフ「室内猫用・チキン入り」
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3.5
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2,138円
(Amazon調べ 2023.10.15)
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フィジカライフ「室内猫用・まぐろ入り」
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3.5
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2,138円
(Amazon調べ 2023.10.15)
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フィジカライフ「室内猫シニア・チキン入り」
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3.5
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2,003円
(Amazon調べ 2023.10.15)
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フィジカライフ「子猫用・チキン入り」
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3.5
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3,660円
(Amazon調べ 2023.10.15)
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フィジカライフは、ユニ・チャームペットが製造・販売しています。
同社の商品の中でもフィジカライフは高価なシリーズになり、栄養価が高いことが特徴です。
また、猫は吐き戻しが多い動物ですが、フィジカライフは独自の食物繊維を配合することで、フードが体内で素早く崩れるようになっていて、吐き戻しの軽減がなされています。
この吐き戻しの軽減対策は科学的に証明されています。
ラインナップは・・・
- 子猫用(チキン)
- 成猫(室内猫用・チキン)
- 成猫(室内猫用・まぐろ)
- シニア(室内猫シニア用・チキン)
・・・の4種類となります。
今回はこのラインナップの中から「フィジカライフ 成猫(室内猫用・チキン)」をピックアップして、分析、解説します。
原材料からみた安全性などを評価
まずは原材料から見ていきましょう。
穀類(小麦粉、トウモロコシ、パン粉、小麦グルテン)、肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス)、セルロースパウダー、動物性油脂、魚介類(フィッシュエキス、煮干パウダー)、大豆タンパク、ビール酵母、ビートパルプ、オリゴ糖、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミルクカルシウム、アミノ酸類(タウリン)、L-カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス) |
まず、穀物量が多く使用されています。
安価なキャットフードにはカサ増しや、フードを形成するためのつなぎとして利用されます。
次にチキンを主体とした肉類が使用されています。
あまり見かけない「セルロースパウダー」は、フィジカライフの特徴である吐き戻し軽減のために配合されていると思われます。
セルロースは食物繊維で、人間が食べる食品にも広く使用され、人体に影響がないことは証明されています。
適度な食物繊維は毛玉ケアにも役立ちます。
一点、気になるのは動物性油脂が使われていることです。
これは廃棄されてしまうような品質の低い肉から抽出された脂を使っていると言われることもあります。
原材料の4番目に記載されているので、配合的にはかなり多いと思います。
動物性油脂はフードの表面のオイルコーティングに使われているのかと思いますが、これがユニ・チャームペットの食いつきの良さに繋がっているのかなと思います。
原材料を見る限りでは、ユニ・チャームペットが製造・販売するフードの中では最も安全性が高いと言えます。
成分表から見た安全性などを評価
次に成分表を見ていきましょう。
タンパク質 | 28.0%以上 |
---|---|
脂質 | 12.0%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
粗灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
ビタミンA | 7500IU/kg以上 |
ビタミンD | 500IU/kg以上 |
ビタミンE | 75IU/kg以上 |
ビタミンB1 | 2.3mg/kg以上 |
ビタミンB2 | 5.2mg/kg以上 |
ビタミンB6 | 1.5mg/kg以上 |
ビタミンB12 | 0.028mg/kg以上 |
AAFCO全米飼料検査官協会が推奨するタンパク質の割合は18%(成長期)~22.5%(成犬期)で、十分なタンパク質が含まれていることがわかります。
タンパク質はアメリカのキャットフードの栄養基準値を定めているAAFCO(米国飼料検査官協会)は子猫が30%以上、成猫は26%以上としていますが、フィジカライフは38%と十分に含まれています。
脂質に関しては高タンパクでありながら、低く抑えられています。
リン、マグネシウムも高タンパクでありながらもかなり低くなっており、下部尿路結石や腎臓など、猫が罹りやすい病気にも配慮された商品ということがわかります。
また、リンとカルシウムのバランスも大変、理想的です。
タンパク質の量が高いながらも、脂質、リン、マグネシウムなどを低く保てる理由としては、大豆タンパクなどの植物性タンパク質とのバランス、また、穀物を主体としているところにあると推測します。
「フィジカライフ 成猫(室内猫用・チキン)」は全体的にバランスの整ったキャットフードです。
形状と食いつきについて
形状は小判状で長さ10〜12mmくらい、厚さ5mmくらいです。
表面は穴が所々入っていて、消化性を高めているのかと思います。
香りですが、原材料は穀物主体のキャットフードですがスナックのような臭いではなく、チキン系でキャットフードらしい香りです。
においの強さも他のフードとあまり変わりません。
硬さを確かめるために筆者が一粒、口に入れてみました。
硬さは程よくパリッと歯が通ります。
多くの猫が食べやすい硬さ、また、大きさだと思います。
体重4kg、年齢5歳の愛猫(好き嫌いがあまりない)に与えてみたところ、ガツガツ、完食してくれました。
ユニ・チャームペットのキャットフードは食いつきに定評があるので、あまり心配する必要はないでしょう。
コストパフォーマンス
Amazonだと、1.8kgで3,850円(2,138円/kg)です。
この価格帯だと動物性の原材料が主原料となっているものが多く、穀物主体でこの価格というのは高く感じます。
ただ、栄養価は高いのでそれを加味すれば妥当かなとも思います。
吐き戻しに悩まされている、フードをなかなか食べてくれないなどの場合は、おすすめです。
クチコミについて
ショッピングサイトやSNSなどでのクチコミを以下にまとめました。
良いクチコミ
- 好き嫌いが激しい猫でしたが、このフードはしっかり食べてくれます。
- 多頭飼いですが、みんなしっかり食べてくれます。
- 以前食べていたフードは食べ戻しが多かったのですが、こちらに変えて改善しました。
- 食いつきが断然いいです。
- 今まであげていたフードをなかなか食べてくれなかったが、こちらに変えてからよく食べてくれる。
現在は他のフードに混ぜて与えています。
悪いクチコミ
- うちの猫には相性が合わなかった
クチコミからの評価
口コミを見る限りだと、食いつきはかなりいいようです。
また、フィジカライフの特徴である吐き戻し軽減もかなり効果があるようです。
こちらは、科学的に証明されているので納得できますね。
悪い口コミはフィジカライフはユニ・チャームペットの中でも高価なシリーズになるため、それが価格についてはのみでした。
価格が許容範囲であれば、食いつきも安心できるので、ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
全体的にバランスがよく、猫の罹りやすい病気に配慮されているキャットフードです。
また、食いつきにも定評があるので安心して購入できるでしょう。